この映画は、本編97分、ということになってます。
私は、どんないい映画を見ていても、よほどの事がない限り、2時間を過ぎたあたりから、ダメになります。集中力がなくなってしまいます。ですから、例えば「タイタニック」。はじめから見る気がしませんでした。一年後くらいに、どうにか見ましたが。
「イルマーレ」に関して、シナリオの甘さが指摘される事があります。いわく、映像にこだわりすぎて・・・、ラストの展開が・・・、夢見る乙女の映画で・・・などについて、
こだわった映像だからこそ見るのであり、あのラストだからこそ心がふるえるのであり、乙女ではないけれど、夢はみたい^^とだけ、記しておきます。
私にとって、美しい映像と音楽、必要のないセリフをそぎ落として創られた97分のこの映画は、何回でも見ることのできる映画なんです。