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「今後どうしますか?」
デリカシーに欠けるというか無知というか要するに不勉強でバカなインタビュアー。
4年に一度のオリンピックが終わったばかりの選手に対して、
「今後どうしますか?」
などと平気な顔してノタマウ。

メディアの一員として日本代表の選手に接する機会を持つのならば、最低限、その選手がトリノにどんな想いでどんな過程を経てたどり着いたかを知り、敬意を持ってその場に臨んでもらいたいと願うのは、無い物ねだりなのか?



例えば、カーリング日本女子代表。 
以下、ゲンダイネット【女性アスリートの素顔と私生活】小野寺歩(カーリング)より

ただし、挫折と苦労の連続だった。前回ソルトレークシティー五輪は2勝7敗の8位で予選敗退。「緊張で何もできなかった」(本人)と屈辱だけが残った。しかも、地元の北海道常呂町に戻ったところ、「基幹産業は畜産とホタテ漁」(町役場)という過疎の町に若い女性の就職口はなかった。チームは解散し、「嫁にでも行こうか」と引退も考えたという。
 そんな時、青森市が市民の生涯学習の一環として専用カーリング場を造るという話を聞き、ソルトレークシティー五輪からの同僚の林弓枝(27)と2人で施設運営公社に就職した。

「身分が嘱託のため、給料は一般のOLさん以下。スポーツ専門員という肩書でコーチをしたり、スポーツ会館の受け付け業務をこなしています。海外遠征費などの捻出に資金がかかるため、爪に火をともすような生活をしているはず。お付き合いしている男性の噂も聞きません。普通の年頃の女性のようにワイワイ飲み屋で騒ぐような機会は少ないようですね」(青森市文化スポーツ振興公社の上司)
 青森市内のアパートにひとり暮らし。そんな彼女の苦労を見かねた青森県、市、地元商工会が先頭に立って、街頭募金で1000万円の遠征費用を集めてくれた。その資金をもとにチームのメンバー5人は9月から3カ月以上もカナダ・バンクーバーで合宿を張ることができた。もっか世界ランキングは8位だが、その合宿中の大会では昨年の世界選手権5位のロシアを下し、「隠れたメダル候補」(関係者)と評価は急上昇している。
「4年前の自分に勝ちたい。メダルを取って笑顔で日本に帰ってきます」

BS-i | 超・人 チーム青森 氷上の微笑

彼女たちのトリノへの道のりを知っているなら、4年後のことを含んだ
「今後どうしますか?」
という問いかけを簡単に口にすることは出来ないと思うんですけど。
もし、知っててその上での発言だとしたら、その神経が信じられないよ>N○Kのアナウンサー
by pi-kan by pi-kan-pai | 2006-02-27 19:42 | 独言
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