監督 : Brad Silberling ブラッド・シルバーリング
出演 :Nicolas Cage ニコラス・ケイジ(Seth)
:Meg Ryan メグ・ライアン(Maggie)
:Andre Braugher アンドレ・ブラウアー(Cassiel)
:Dennis Franz デニス・フランツ(Messinger)
製作年 : 1998年 ビデオで観賞、のちDVD購入。
ほんとにネタバレありありですからー。←ほんとですよ、未見の方は注意。
でもかなり前の映画ですから、大丈夫かな^^
おそらく、メグ・ライアン、ニコラス・ケイジどちらにとっても、最も多くの「不可(笑)」の評価が下された作品であろうかと思われます(笑)でも、ここで取り上げると言う事は、そうです、
私には良かった!と言う事です。いつにもまして、独断と独断で何故良かったかを、勝手に書いていきます、ォィォィ(^^;
マギーは、やはり死ななければいけません。(いっちゃっいました、><)
私は、ラストのセスの(海を泳いで浮かび上がっての)笑顔が、この映画の最大の見せ場だと思ってます。まぁ、アレが笑顔なのかどうかは、各人の判断によりますが。
映画のラストシーンは、起承転結でいうところの結にあたります。ここをどのように〆るかによって、名作になるか、はたまた駄作になってしまうかという、ある意味、監督にとっては生命線ともいえるところです。
大多数の人には、駄作となってしまったようですが^^:
私は、いいラストだと思います。はっきり申し上げて、あのラストシーンで〆なかったとしたなら、私はここで取り上げることは無かったと思います。それくらいのシーンです。それまでの展開も、あのラストを迎えるためには、至極とうぜんな事だと思います。
この映画は、ラブストーリーではありません、ファンタジーでもありません。そう思って見る方には、絶対オススメしません。人が生きること、喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、快楽、苦痛、感情、理性、得ること、失うこと、信じること、裏切ること、そして人を愛する事、愛される事、などなどなどなど、様々なことをひっくるめて、それでも人は生きていくと言う事を、二人の演技は十分感じさせてくれました。とくに、ニコラス・ケイジの、天使を捨て、人になってからの演技は、私の彼に対するそれまでの認識を変えさせるのに十分説得力を持っていました。
高層ビルでのセスとメッセンジャーの会話が、本物の高層ビルの上にセットを組んで、命綱一本で演じられていたのにも驚きましたが。
私にとって、この「シティ・オブ・エンジェル」は、ニコラス・ケイジの作品です。
メグ、ごめんね^^;
このエントリーを書いてるうちに思い出した映画があります。この映画と同じように、主人公の笑顔で終わる映画。「春の日は過ぎゆく」です。ちなみに、この映画もあまり評価がよくなかった気がします。しかし、私には、ほぼ上記と同じ(それでも生きていくという)理由で愛すべき作品です。
ユ・ジテの笑顔とともに。