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歴史
れきし 【歴史】
(1)人間社会が時間の経過とともに移り変わってきた過程と、その中での出来事。また、それをある秩序・観点のもとにまとめた記録・文書。
「―に残る大事件」「―上の人物」
(2)ある事物が今日まで経過してきた変化の跡。経歴。来歴。
「歌舞伎の―」
(3)「歴史学」の略。

――は繰り返す
過去に起こったことは、同じような経過をたどって、何度でも起こるものである。ローマの歴史家クルティウス=ルーフスの言葉による。
大辞林 第二版 (三省堂)

Excite エキサイト : 政治ニュースについて



 
 先日、「朝まで生TV」と言う番組で、日中関係を取り上げていました。

 そのTVのなかで、こんな事が発言されていたと思います。
「あの当時、誰もあの戦争を侵略だと思っていなかった。色々な状況の中、日本のとるべき行動をしたまで。歴史のうえで判断していかなければならない、云々」そして、この発言に関連して、「日本の戦争は、自衛戦争であった」との考えもあります。おそらく、小泉さんはじめ、靖国を参拝している政治家のほとんどの認識も「自衛戦争であった」なのでしょう。
 また、最近のマスコミの論調に、「中国の姿勢は内政干渉である、靖国参拝は国内で論じられるべきであり、中国が口を出すのはおかしい」というものもあります。外交、政治、経済、、様々なものが絡み合う難しい問題ですが、今一度、簡単に僕なりの考えをまとめておこうと思います。

 太平洋戦争は、侵略戦争であった。
 僕は、ここから歩き始めます。たとえ、”左翼・反日日本人が好き好んで主張するフレーズ”であると云われようと、”(自虐史観)に基づき、教育の場でも、「日本はこんなに悪い事をしてきました・・・」と言った洗脳教育が実践されれば、誰しも、「日本は嘗(かつ)て近隣諸国を侵略し、多大な迷惑を与えたんだな」と納得してしまっても無理からぬ事です。”などと、洗脳教育に納得してしまった愚か者と同情もしくは卑下されようとも。
 あの戦争を「侵略」であると認識するなら、靖国参拝を認めることは到底ありえない事です。「自衛」の戦争との認識があるからこそ、参拝するのだと思います。どちらを出発点にするのかで、決まってしまうと思います。

 では単純に、自衛(自分の力で自らを守ること)と言いますが、海を越え他国(中国・韓国等)の国土・国民を蹂躙することが、どうして守るといえるのか、と言う事です。「守る」ではなく「攻める」としか思えません。さらには、罪も無い人々を単なる労働力として日本まで強制連行しておいて、何をかいわんやであります。僕が納得できる理由付けが無い限り「自衛戦争であった」とは、認めることは出来ません。

 歴代首相のなかで、太平洋戦争を侵略戦争であったと明言したのは、細川さんが最初でしたか。ただ、それは単なる言葉だけで、内容が伴わなかったのは非常に残念であります。あれから、何人首相が替わったか。首相が替わる度に、戦争認識は逆戻りしているように感じられます。そして、公然と首相として靖国参拝する小泉さんになり、また、(日本によって侵略された)隣国の人々の真情を「内政干渉である」と言い切るマスコミが増えつつある今、僕は考えます。

 歴史とは、一体何なんだろう。誰の為の歴史なんだろう。
 それぞれの国には、それぞれの歴史があり、文化があり、言葉があり、人がいて、暮らしがあって、そしてそれは、続いている。
 しかし、もし、国と言う単位ではなく、地球と言う単位で歴史を見たとき、それは、一体どんな歴史なのだろうかと。
by pi-kan by pi-kan-pai | 2004-11-24 23:35 | 独言
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